処理の適用例2


重油タンク洗浄排水への適用例

某火力発電所重油タンク洗浄水の凝集処理
【定期修繕で試してみませんか?】
今までの火力発電所等の燃油タンク洗浄排水は、全量を産業廃棄物処理としていて回収された
廃棄物は焼却炉で温室効果ガスを排出しながら焼却していました。
私達の方法を用いて処理を行うことにより、処理水は環境放流基準以下のレベルとなり凝集沈殿し、
残渣のみが産業廃棄物となるので、廃棄物の減容化と二酸化炭素排出量の削減が図れます。
費用も1/80以下に削減できました。

写真は、実際に5万トンの重油タンク洗浄排水約90トン(8時間労働で30トン/日処理)を
写真の簡素な設備で処理したものです。
重油混じりの排水を写真上部の円形タンクに借り受けし、手前の四角いタンクで交互に受け、
防爆仕様のハンドミキサーで1000rpmで2分、300rpmを1分攪拌を行い、作業員1名で
3日間の作業で全量の凝集処理を完了しました。
凝集したスラッジを水から取り出す方法は、写真下部に設置している蛇籠(じゃかご)に
フレコンパックを設置してその中に処理水を注ぎ入れるだけです。スラッジの水切れが良く、
残渣の粒が大きいので固液分離もスムースで産廃の含水率も低く抑えられました。

以下は、実際に90tの含油排水を作業員1名で処理(3日間)した設備のフロー図です。
重油タンク洗浄排水への適用例_2