対象とする排水に最適な 薬剤を選定するまで
1) 薬剤の選定
対象となる排水に最適な 薬剤を選定するには
① 排水の性状(有機、無機、pH)から2〜3種の品種を選定します。
② 以下の手順で試験し、最適な薬剤を決定します。
・テスト添加量の目安としてSSの約1/20〜1/100の量を仮に決める。
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・排水100ccをビーカーにとり、薬剤 を加えて約1分間急攪拌し、更に弱く
2分間攪拌する。 (フロックの形成具合を見る)
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・約10分間静置の後にフロックのサイズ、形状、沈降性、上澄水の透明度等を
比較し最適品種を決定する。
2) 添加量の決定
上記1)で決定した薬剤の添加量を何パターンが容易し300〜1000ccでの
凝集テストを行う。 次に上澄水の分析を行い、処理目標水準を達成する添加量を決定します。
3) 処理上のご注意
薬剤は粉体ですので、攪拌混合はジャーテスターと異なった条件が必要です。 即ち、凝結を
完全に行わせる為に初期攪拌は出来るだけ激しくおこなって下さい。 但しあまり長く
ならない様にしてください。 次にフロックを出来るだけ大きく成長(凝集)させるため
ゆっくりとしばらく攪拌してください。
吸湿性がありますので高温多湿の場所は避けて保管して下さい。
一度に使い切らない場合は密封して風通しの良い場所に保管して下さい。
※前処理は、特殊な排水の場合のみ行います。